車中避難という選択肢
※この記事は、前回の「在宅避難編」の続きです。
前回の記事では、まず「在宅避難」という選択肢についてお話ししました。
大きな地震が起きた時、私が最初に考えるのは、
“自宅の中でどれだけ安全に過ごせるか”ということ。
そして我が家の避難シミュレーションは、
在宅避難 → 車中避難 → 避難所 という順番を基本にしています。
今回はその“次のステップ”である、 車中避難の備えについてまとめました。
地方に暮らす私たちにとって、災害時に車を避難場所として使う場面は決して珍しくありません。
だけど、「犬を連れての車中避難」と言われても、具体的に何をどれだけ準備すればいいか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
実は、この車中避難への備えは、特別なものばかりではありません。
日常のお出かけやお泊まり、レジャーのときにも大活躍する「普段使いできる備え」なんです。
先日のお泊まりで改めて「大活躍」を実感しました。
「防災」と身構えなくても、 日常のレジャーやお泊まりがスムーズになる。
そんな“普段使いできる備え”をご紹介します。
お泊まりやレジャーがもっと楽しくなる
先日、我が家のくろぷーと一緒に、 大好きなお姉さんの家へ遊びに行きました。
日帰りの予定が急遽お泊まりに変更になったのですが、その時に改めて感じたのが、
「普段の備えって、こんなに心強いんだ」と実感する出来事がありました。
私はいつも「お出かけリュック」を持参しますが、 車に積んである“予備の備え”があるので、 環境が変わるお泊まり先でも あわてることなく、いつも通りのペースで過ごせました。
お出かけリュックで気づいた“ちいさな見直しポイント”
実際に泊まってみて分かった、ちいさな見直しポイントが以下の3つです。
マナーパンツが足りなくなった
くろプーはお出かけ先でもトイレシートを使ってくれますが、足を上げておしっこをするスタイルなのでマナーパンツが必須です。
想定より早く使い切って焦りましたが、車に積んでいた予備のパンツが大活躍しました。
使用済みパンツの保管が意外とかさばる
使用済みのマナーパンツを処理する際、消臭袋に入れた上で大きめの袋にまとめます。
これが意外とかさばり、お出かけリュックがパンパンになってしまいました。ゴミ専用のサブバッグを車に1枚入れておくと、リュックに余白ができて快適になると気づきました。
リュックは”余白”がある方が快適
今回の経験で、 「詰め込みすぎないこと」も大事だと実感しました。
車に必要な予備を分散させておくことで、持ち歩くリュックを軽く保つことができます。
車に積みっぱなしOK!
完璧を目指す必要はありません。まずは「これだけあれば数日間はしのげる」という安心を、車の中にひとつ作っておきましょう。まずは以下の7点から揃えるのがおすすめです。
ミニセット7点(まずはここから)
「完璧」じゃなくて大丈夫。 まずは、持ち出せる安心をひとつ増やすところから。
- 水(+ボウル):水分補給は基本。
- フード・おやつ:食べ慣れたものが一番。
- トイレ用品:トイレシートやマナーパンツ、消臭機能付きのゴミ袋は多めに。
- 予備リード・ハーネス:破損・忘れ物・急な移動に。
- 拭くもの:タオルやウェットシートはあると重宝します。
- 安心の匂い:いつもの敷物やブランケット。
- 連絡カード:迷子時の情報。スマホのスクショでもOK。
暑さ・寒さ。季節別の車中避難・レジャー対策
車中避難や車移動で最も気をつけなければならないのが「車内の温度管理」です。
我が家で行っている、夏と冬の具体的な対策をご紹介します。
夏の対策
・大きめのクーラーボックスとクーラーバッグの常駐
夏場は、車内に大きめのクーラーボックスと、一回り小さなクーラーバッグを常備しています。 少し買い物をするときや、夏の暑い車内にお出かけリュックを置いておかねばならないとき、このクーラーボックスの中にリュックごと入れます。こうすることで、直射日光や熱から愛犬の大切なおやつやご飯を守ることができます。あわせて、体を冷やしたり拭いたりできるタオルも多めに積んでいます。
・夏のお出かけ時は、必ず保冷剤・凍ったペットボトル
くろプーは暑さが苦手なので、小さな保冷剤をハンカチでくるんで首につけます。
大好きなオレンジバッグには、大きめ保冷剤で涼しく
冬の対策
・寝袋クッション
冬場の防寒対策として、広げると大きな寝袋になり、畳むとクッションになるアイテムを車に積んでいます。 (吸湿発熱で暖かいく、オールシーズン使えるタイプです)
先日のお泊まりでもこのクッション型寝袋を持参し、くろプーと一緒に寝ました。お泊まり先という慣れない環境でも、普段から車で使い慣れている毛布や寝袋の匂いがあったおかげで、くろプーも安心したようで朝まで落ち着いて眠ってくれました。
・毛布
普段使っている薄い毛布です。ザブザブ洗濯できるので気持ち良いですが、これだけでは寒いので上記の寝袋クッションと組み合わせて使っています。
わが家は定期点検いらず!車の予備を日常使い
「防災グッズは、一度準備したらそのままになりがちで、期限切れが心配……」という声をよく聞きます。でも、我が家の場合は少し違います。実は、中身の期限をチェックするための「定期点検」はほとんどしていません。
なぜなら、車に積んでいる予備を「日常的にどんどん使っている」からです。
・お出かけリュックを忘れた時のバックアップとして ・予想外にマナーパンツやシートが足りなくなった時の補充として
このように、うっかり忘れ物をした時や、お出かけが長引いた時に、車の予備を頻繁に活用しています。使ったら、帰宅後にまた車へ補充する。この「出し入れ」が自然に行われているおかげで、車の中身は常に新鮮な状態に保たれています。
「いざという時のための特別なもの」にしてしまうと、管理が大変になります。でも、日常のトラブルを助けてくれる「身近な予備」として回転させることで、管理の手間をかけずに、維持できているのです。
無理なく続けるための“3つのコツ”
① 置く場所を固定する
家族の誰が見ても分かる場所に。
② 普段使っている物を少量だけ入れる
“特別な防災用品”より、使い慣れた物のほうが役立つ。
③ 月1回、中身と期限を軽くチェック
大掃除レベルじゃなくてOK。 「ついでに見る」くらいで十分。
無理なく続けるためのポイント
全部そろえなくても大丈夫。
“使い慣れた物”こそ、いざという時に一番役に立つ。
そして、 「家族の誰が見ても分かる」 これが続けるコツです。
まとめ
わが家では、
- 車の中:予備のハーネス・リード、水、タオル、トイレ用品、季節ごとの快適グッズ
- お出かけリュック:フルセット(特に食べ物=おやつ・フードはリュックに入れる)
という形で分けています。
こうしておくと、急なレジャーやお泊まりでも、 リュックをひょいと担ぐだけで準備完了。
「お出かけがスムーズになるついでに、防災にもなっている」
この形が、一番無理なく続けられると感じています。
あなたの車には「これは入れてる!」という物、ありますか? ぜひ、自分たち家族と愛犬にぴったりの“安心セット”を整えてみてくださいね
【次回予告:愛用グッズをご紹介します】
次回はいよいよ、我が家で大活躍している「お出かけリュック」と「車載の便利グッズ」の中身を詳しくご紹介します。
くろプーと一緒にいろいろな場所へ行く中で、私が「使い勝手が良くて本当に重宝している!」と実感したリアルな愛用品たちを写真付きで一挙に公開予定です。
次の記事も、ぜひ見に来てくださいね!
