【実録】くろぷーの特技「ハウス」が、実は最強の防災スキルだった話

我が家の愛犬・くろぷーには自慢の特技があります。
それは、どんな場所でも「ハウス」の声かけひとつでシュッと中に入ること。
一見すると可愛い芸のひとつですが、実はこれ、“命を守る究極のスキル”だったのです。

そんな「どこでもハウス」が、日常の安心にも防災にもつながっていた──。
今回は、そのきっかけとなった体験と、6才で初めて習ったドッグトレーニングのエピソードを紹介します。
これから少しずつ更新していく体験記の第一歩として、ゆっくり読んでいただけたら嬉しいです。

くろぷーはバッグやクレートだけでなく、段ボール箱、風呂桶、バケツなど、私が指を差して「ハウス」と言えば、どんな入れ物にも入ってくれます。

どんな形のものでも、自分が入り込めるスペースがあればそこを「安全地帯」と認識できているか分かりませんが、
素早く安全に確保出来ることが私にとって大さな安心があります。
環境が激変する災害時において非常に心強い武器になると思いませんか。

この特技のさらにすごいところは、私以外の人の声かけでも反応して入ってくれる点です。
実家の家族や友人が「ハウス」と言っても、迷わず入ってくれます。
もともとは「見てみて!」と周囲に自慢したことがきっかけで身についた習慣ですが、防災面ではこれが大きな意味を持ちます。
くろぷーはみんなに褒めてもらえるのが嬉しくて、”あそび”のひとつになっています。
飼い主がそばにいられない緊急時でも、周囲の人の指示を聞けることは愛犬の安全確保に直結する強みです。

【体験談1】脱走事件を救ったのは「クレート」だった

以前、くろぷーが脱走してしまったことがありました。
パニック状態になると、どんな子でも「呼び戻し」が効かないことがあります。
うちの子も例外ではなく、肝心な時ほど戻ってきてくれません。
その時、急いでクレートを持ち出したところ、
くろぷーは迷わず自らクレートへ飛び込み、無事に確保することができました。
あのとき車が走ってきて、真っ先に止まってもらい本当に焦りました。
それ以来、おでかけの時は必ずバッグを持ち歩くようになりました。

【体験談2】上空の脅威!鳶(トビ)から身を守った瞬時の判断

かつてウサギの散歩「うさんぽ」をしていた経験から、私は屋外での猛禽類が気になってしまいます。
先日、外で過ごしている時に、上空に大きな鳶が現れました。
鳶の鳴き声は、覚えておくと気づきやすいです。
「危ない」と感じた瞬間、私はすぐに「ハウス」を指示。
くろぷーは即座にバッグへ入り、落ち着いてくれたおかげで、素早くリードを装着し、安全を確保できました。

1番人気:オレンジのキャリーバッグ

ウサギのお兄ちゃんからのお下がりで、少し噛み跡があるのも味わいのひとつ。
鮮やかなオレンジ色は偶然だけど、災害時の避難所や屋外でも遠くから目立ち、視認性が高く安心感があるのがポイントです。 おしゃれで機能的な今時のキャリーバッグに憧れていますが、今以上の品に出会えていません。

2番人気:安心のクレート

2番人気:安心のクレート
家の中ではケージの横にクレートを併設しています。

  • 大きいハウス = ケージ
  • 小さいハウス = クレート
  • ハウス = クレート

普段は「大きいハウス」「小さいハウス」行ったり来たりの遊びで「おやつ」をもらいます。
このように言葉の使い分け(手順)を明確にすることで、くろぷーが迷わず動ける練習を重ねています。

この写真は夏。マットの下が良い様で自由自在です。

3番人気:リュック型キャリー

もしもの時に備えて、最近購入したリュック型のキャリーです。
両手が空くので便利だと思い選びましたが、正直なくろぷーよりも、私のほうがまだ使い慣れていません。
それでも、くろぷーはちゃんと“ハウス”として入ってくれるので、我が家では3軍ながら頼れる存在です。

私が使っているクレートには、お水をセットできる給水器を付けています。
これがあることで、家の中での部屋移動はもちろん、お出かけや万が一の避難時にも、水分補給の心配を最小限にできるのが大きな利点です。
飲み口が小さく、密閉されていて移動中にこぼれないのは良いのですが、
その分、くろぷーが飲みにくくなってしまいます。
そこで、蓋に小さな穴を開けて、使いやすいように少しだけ改造しています。

「ハウス」ができることは、飼い主の心の余裕にもつながります。

うちの子は、最初に「ハウス」だけは覚えてくれたのですが、
それ以外のことはあまり得意ではありませんでした。
6才を過ぎた頃から、少しずつ気になる行動が出てきたこともあり、
思い切ってドッグトレーニングを習うことにしたのです。

「ハウス」は可愛い特技として楽しみながら、もしもの時の「安全地帯」を作ってあげること。
それが、愛犬への一番のプレゼントなのかもしれません。

日常のトレーニングが、めぐりめぐって防災にもつながっていく──
そんな気づきを、これからも少しずつ綴っていきます。
6才で初めて習ったくろぷーのトレーニング体験記も、追ってご紹介する予定です。
また遊びに来ていただけたら嬉しいです。

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