「在宅避難という選択肢」
大きな地震を想像したとき、私がまず思い浮かべるのは「在宅避難」という選択肢です。
自宅が無事であれば、犬も猫も小動物も、そして私自身も、いちばん落ち着ける場所はやっぱり家の中。
わが家では、
在宅避難 → 車中避難 → 避難所
この順番を基本に、まずは家の中で安全に過ごせる環境を整えることを目標にしています。
くろぷーが普段過ごすリビングやキッチンが安全であれば、あの子の不安も最小限にできる。
そんな思いから、日常の延長線上にある“安全な部屋づくり”を意識するようになりました。
実は最近、防災の記事を書きながら、家の整理整頓にすっかり目覚めてしまい、更新が少し遅れていました。
きっかけは、尊敬するお姉さんがキッチンとリビングの模様替えを手伝ってくれたこと。そこから片づけに夢中になり、気づけば「整えること」がそのまま防災につながっていると感じるようになったのです。
平常時に見直しておきたい備えは、ペット防災は自助から|平常時に備えるチェックリスト にもまとめています。
キッチンの片づけが防災につながる
キッチンは、揺れが起きたときにペットが最も危険にさらされる場所のひとつです。
- 割れた食器
- こぼれた調味料
- 落ちた油や液体
- 倒れた家電
これらはすべて、犬・猫・小動物にとって“危険しかない”もの。
そんな現実に気づいたとき、「まずはキッチンを整えよう」をいう気持ちがわいてきました。
小さな場所から始める片づけの工夫
お姉さんの片づけのやり方はとてもシンプルでした。
1カ所だけ全部出す、という魔法の方法
- 引き出しひとつ
- 棚ひとつ
- 小さなスペースひとつ
1カ所だけを全部出して、必要なものだけ戻す。
これが驚くほど効果的で、家中の「お手上げ状態」から抜け出すきっかけになりました。
私の場合、ここで不要な物を別の場所へ移動すると無限ループ∞になってしまうので、
まずは全部元に戻すという方法を取りました。すると「何がどこにあるか」分かるようになり、
少しずつ正しい位置に戻していけるように。
小さな成功を積み重ねることで、気づけばキッチン全体が安全で使いやすい空間に。
くろぷーが過ごすリビングも同じように整い、家全体が軽くなったような感覚がありました。
※片づけの具体的な方法は、別の記事で詳しくまとめる予定です。
片づけがペットの安心スペースをつくる理由
片づけが進むほど、犬・猫・小動物それぞれの“安心スペース”が見えてきます。
- 犬:動線が広くなると落ち着きやすい
- 猫:隠れられる場所が確保される
- 小動物:ケージ周りの安全が保ちやすい
くろぷーも、整ったリビングでのんびり観察モード。
もしもの時は、リビングのケージか、クレートに避難してくれたらと思っています。
くろぷーの「ハウス」が防災にもつながっている話は、【実録】くろぷーの特技「ハウス」が、実は最強の防災スキルだった話 に書いています。
キッチンにはまだ大きな課題がありますが・・・
我が家が選んだ在宅避難部屋は「2階の和室」
在宅避難の部屋として選んだのは、2階の和室の客間。
友人親子が帰省の時に泊まりに来てくれる、ちょっと特別な部屋です。
障子のある昔ながらの和室ですが、
「子どもが障子を破ってしまうかも…」ということで、
お泊まりのときは障子を外してカーテンにしていました。
その結果、普段は ガラス・障子・カーテンの三重構造 になり、
窓ガラスが割れたときの飛散を最小限に抑えられる、とても安全な空間に。
さらに、2階ということもあり、大きな家具は持ち込んでいません。
- 家具なし
- 小さなテレビだけ
- 客布団の収納がほとんど
倒れてくるものがないので、地震時の危険がとても少ない部屋です。
避難部屋で行う「キャンプの練習」
この部屋は、ただの避難部屋ではありません。
普段は雨の日の遊び部屋として、年に数えるほどのキャンプの前には
くろプーと一緒に 自宅キャンプの練習 をする場所でもあります。
- ポップアップテントを広げてみる
- 寝袋で寝てみる
- くろプーの動きを観察する
お家で練習しないと、慣れない匂いで粗相してしまったり、落ち着けなかったりなので、我が家ではとっても大事な練習なのです。
遊びの延長のような練習が、いざというときの安心につながっていると感じています。
キッチンに残る“大きな課題”
在宅避難の部屋が整ってきた一方で、キッチンにはまだ大きな課題が残っています。

それは 食器棚の上段にたくさんの食器が入っていること。
地震で食器棚が倒れた場合、今の配置だと散乱は狭い範囲で済みそうですが、
ガラスの飛び散りは“想像以上に広い”ことを、私は身をもって知っています。
息子が中学生の頃、ガラス戸を割ってしまったことがありました。
そのとき、細かい破片が3つの部屋のあちこちまで飛び散り、片づけは本当に大変でした。
なので、上段の食器をどうするかは避けて通れないテーマ。
- 下段に移す
- システムキッチンの引き出しに移動する
- そもそも量を見直す

この3つを行き来しなら、配置を慎重に考えていつところです。
これはちいさな片付けではなく、私にとっては「大仕事」
使いなれた動線と、安全の為の見直し。
両方にちょうど良い塩梅を見つけるにはまだ少し時間がかかりそうです。
環境づくりが、日常の備えになる
在宅避難を考えるとき、特別な準備よりも 「環境づくり」 が大きな力を持つことに気づきました。
- ペットが安全にいられる部屋をひとつ決めておく
- 危険が多い場所(キッチンなど)を日常的に整えておく
- 家具の配置や収納を見直すことで、安心の量が増える
個々の安心 と 日常が備えになる
この2つが、私の中でしっかりとつながりました。
今日のまとめ
このブログでは、犬・猫・小動物、どの子にも共通する視点を大切にしています。
- 安全な部屋をひとつ決めておく
- 行動の順番を決めておく(在宅 → 車中 → 避難所)
- 危険の多い場所を日常的に整える
- 習慣として続けられる備えをつくる
特別なことではなく、今日からできる小さな工夫を積み重ねること。
それが、ペットと暮らす防災のいちばんの土台になると感じています。
「もしもの時、うちの子を守れるだろうか」
その問いは、誰にとっても重いものです。
でも、今日の片づけひとつ、棚の整理ひとつが、確実に未来の安心につながります。
あなたの試行錯誤は、必ずあなたの大切な子の安心になります。
一緒に、日常からできる備えを育てていきましょう。
私がペット防災を真剣に考えるようになったきっかけは、おやつを喉に詰まらせた日、私の“ペット防災”が始まった に綴っています。
